世界陸上競技選手権大会が2022年7月15日(金)~24日(日)に、アメリカ・オレゴン州のヘイワード・フィールドで開催されます。
当初は2021年8月に開催予定でしたが、新型コロナの影響で1年の延期を経て今年7月に開催されることになり、早く見たいと楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
その中でもマラソン競技に注目し、マラソンの日本代表選手一覧、マラソンコース、コーチについて調べました。
世界陸上2022オレゴンのマラソン日本代表選手一覧は?
世界陸上2022オレゴンのマラソン日本代表選手は、
- 鈴木健吾(初)富士通所属
- 星岳(初)コニカミノルタ所属
- 西山雄介(初)トヨタ自動車所属
- 一山麻緒(初)資生堂所属
- 松田瑞生 ダイハツ所属
- 新谷仁美 積水化学所属
ですね。
男子・女子選手ともマラソンで2019年の世界陸上ドーハに出場した選手はいませんね。
男子は初出場の選手しかいないので、どんな走りをしてくれるのか気になります。
女子マラソン選手の松田瑞生さんと新谷仁美さんは初出場となっていますが、
- 松田瑞生さんは2017年(ロンドン)に10000mで出場し19位
- 新谷仁美さんは2011年(テグ)に5000mで、2013年(モスクワ)と2019年(ドーハ)に10000mで出場
と長距離走で世界陸上に出場しています。
松田瑞生さんは主に10000m長距離走で活躍してましたが、2018年1月の第37回大阪国際女子マラソンでフルマラソンデビューし初優勝しました。
初優勝しただけでなく、20km給水所でスペシャルドリンクを取り損ねた選手に、自らのドリンクを手渡したスポーツマンシップの素晴らしさが話題になったのも、記憶に新しいかと思います。
新谷仁美さんは今回の大会で4度目の出場で、マラソンでの出場は今回が初めてになりますが、世界陸上に出場するのは今回が最後になりそうだと言っているようですよ。
世界陸上2022オレゴンのマラソンコースは?
世界陸上2022オレゴンのマラソンコースは、オーッツェン・スタジアム前をスタートしフィニッシュとする、ほぼ平坦な1周14kmの周回コースで行われます。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの名前を冠した大通りから始まり、アルトン・ベイカー・パークを通った後、ウィラメット川を渡り、スプリングフィールドへ向かうコースを3周します。
最近では周回コースを採用する大会が増えていて、主に以下の3点のメリットがあるそうです。
- 大会運営の効率化
コース上の警備員やボランティア、計測や距離表示などを縮減 - 参加国・チームへの配慮
海外にたくさんの人員を派遣できない国もあり、周回にすることで少人数でのサポートが可能 - 競技の魅力が増す
選手にとっては作戦、駆け引きがしやすくなり、観客にとっては周ごとに入れ替わる順位など白熱したレース展開が見れる
しかし周回コースだと、何周目を走っているかわからなくなったり、周回遅れで走っている人をトップランナーが追い越すということもありそうなので、気をつけなければいけないこともありそうですね。
世界陸上2022オレゴンのマラソンのコーチは?
世界陸上2022オレゴンのマラソンのコーチは、男子マラソンに3名、女子マラソンに3名のコーチが就いています。
それぞれ出場する選手たちが、普段から指導を受けているコーチが、その選手の専任コーチとして世界陸上2022オレゴンにも就いているということでしょう。
その選手のことを良くわかっている方でないと、アドバイスできないので当然ですね。
世界陸上2022オレゴンの男子マラソンのコーチは?
福嶋 正
1990年代に活躍した長距離走・マラソンの選手
1999年4月に富士通陸上部のプレイングコーチになり、現役引退後の2002年からコーチ、2004年から監督を務める
野口 拓也
宮城県出身の、元長距離走・マラソンの経験が豊富な陸上競技選手
2017年のゴールドコーストマラソンでは、同年8月開催予定の世界陸上ロンドンのマラソン日本代表の川内優輝を破り、2時間08分59秒でフルマラソン初優勝した。
引退後コニカミノルタのコーチに就任
熊本 剛
兵庫県高砂市出身の、元長距離走の陸上競技選手
2015年ニューイヤー駅伝で、若手を中心としたオーダーで挑んだトヨタ自動車が2度目の優勝を果たすのを見届ける形で同年3月に現役を引退。
引退後もトヨタ自動車に残りコーチを経て監督に就任。
世界陸上2022オレゴンの女子マラソンのコーチは?
永山 忠幸
熊本県出身
東京農業大学在学時に4年連続で東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場
2000年ワコールの監督に就任
福士加代子、一山麻緒を育てた指導者
2022年4月一山の専任コーチとして資生堂に移籍
山中 美和子
奈良県香芝市出身、元長距離走の陸上競技選手
数々の大会で優勝、駅伝で区間賞を獲得した
現役引退後はダイハツでコーチを経て監督に就任
横田 真人
東京都出身、元中距離走の陸上競技選手
男子800メートル競争元日本記録保持者
現在はTWOLAPS TC 代表兼コーチを務めている
まとめ
世界陸上2022オレゴンでも、マラソン競技を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。
陸上競技の中でもマラソン観戦が好きな方は多いですよね。
2019年の世界陸上ドーハでは酷暑のため、女子マラソンは深夜スタートとなりましたが、棄権する選手が多く出たのも話題になりました。
世界陸上2022オレゴンでは、どのような大会になるかも注目したいですね。