2022年北京オリンピックで、ROCのコーチとしてエテリ・トゥトベリーゼさんが参加しています。
フィギュアスケート女子ロシア・オリンピック(ROC)のカミラ・ワリエワ(15歳)さんの、ドーピング違反騒動で『黒幕』ではないかと噂され注目を集めています。
エテリコーチのことがもっと知りたくて、現役時代や厳しい食事制限や指導方法、選手の使い捨ての噂や門下生も調べました。
エテリコーチの年齢や身長などのwikiプロフィール
エテリコーチは1974年2月24日生まれの47歳です。
身長の公表はありませんが、160cmぐらいのワリエワより10cm以上は背が高そうなので175cm前後かと思います。
エテリコーチ、オソロシア pic.twitter.com/q89nRDvccC
— ɴذ (@noeriii) February 18, 2022
エテリコーチの現役時代は?
エテリコーチ自身もフィギュアスケート選手だったそうです。
ある時怪我(頚椎にヒビ)をしてしまい、治療のためのカルシウム注射などの影響か、身長が3ヶ月で22cmも伸びてしまったとか。
身長が伸びて体が大きくなったエテリコーチは、シングルでは結果をだせないと考え、男女ペアで得点を競うアイスダンスへ転身を決めました。
しかしコーチにも恵まれず、アイスダンスでも結果を出すことができませんでした。
タイミングよく誘われたアメリカの海外公演のため、アイスダンスのパートナーと一緒に渡米します。
アイスショーの団員として活動し、6年間オクラホマシティ、シンシナティ、ロサンジェルスなどに住んでいたそうです。
その後テキサス州サンアントニオで、コーチとして活動を始めました。
後にロシアに帰国し、エテリコーチがコーチをしていたユリア・リプニツカヤが、ソチオリンピックで団体戦金メダルに貢献したことで脚光を浴びました。
エテリコーチは選手としては結果を出せず、苦い思いをしていたのでしょう。
自分が選手として結果を出したかった思いというか、執着のようなものを感じます。
自身はコーチに恵まれなかったから、このように指導してくれたら自分はもっと結果を残せたのにという気持ちもあってコーチになることにしたのかもしれませんね。
エテリコーチの厳しい食事制限とは?
エテリコーチは、トリプルアクセルや4回転といった高難度のジャンプを成功させるために、体重の管理を徹底しているようですね。
体重が増えるとジャンプのテクニックはすぐに変わり、腕に脂肪がつくともう飛べないとか。
しかし十代半ばの選手たちは、成長途上なので身長も伸びますし、厳しい体重管理をしながらジャンプの修正をしなければいけません。
相当なプレッシャーのようです。
特に食事制限を指示されるわけではないようですが、ダリア・パネンコワ選手はエテリコーチに「1kg痩せなさいと言われたら、痩せなければなりません。どんな方法であろうとも。」と告白しています。
これだけ余分だから痩せなさいとグラム単位で指導され、毎日体重を計って管理される日々だそうです。
ザギトワ選手も水さえもほとんど飲まない時もあったとか。
エテリコーチは痩せなさいと一言いうだけなのでしょうが、選手はその一言で無理のある食事制限をするのでしょう。
栄養士をつけて、もっと健康的に体重管理ができないものかと思いますね。
エテリコーチの指導方法は?
エテリコーチは、厳しい指導で有名です。
どのような指導なのかというと、
エテリコーチに師事したポリーナ・シュボデロワ選手は、練習で上手くいかなかった時、フタを閉めた状態のゴミ箱に入れられ、練習が終わるまでそこに座っていないといけなかったと告白しています。
そしてエテリコーチから、「ゴミはゴミ箱の中に入るのよ」と言われたとか。
また「足の指が2本折れたとしても1日100回、同じことをやるだけ。必要なら200回のときもあった」と言っています。
反復練習の多さは他の選手も言っていて、それについてこれる選手を指導しているようですね。
他では、練習で150%でやって、本番は110%出せるようにするとも言っています。
練習で150%の高いレベルで技や回数が出来ていれば、本番では110%を成功することが出来るだろうという考えのようですね。
なんだか練習中に怪我をして終わってしまいそうですね。
エテリコーチの門下生は?
エテリコーチは、コーチとして圧倒的な実績があります。
指導は厳しいが、そのおかげで結果を出せると、評価している選手が多いのも事実のようですね。
有名な門下生をご紹介します。
- ユリア・リプニツカヤ(ソチ五輪団体金メダリスト)
- アリーナ・ザギトワ(平昌五輪金メダリスト)
- エフゲニア・メドベージェワ(平昌五輪銀メダリスト)
- アリョーナ・コストルナヤ(2019年グランプリファイナル女王)
- カミラ・ワリエワ(北京五輪4位)
- アレクサンドラ・トルソワ(北京五輪銀メダル)
- アンナ・シェルバコワ(北京五輪金メダル)
エテリコーチの選手使い捨ての噂とは?
エテリコーチが選手を使い捨てしていると噂される原因は、活躍した教え子たちが十代半ばで引退していること。
そして十代半ばで活躍した選手がいなくなっても、ジュニアから後を継ぐ選手が出てくるから、選手の競技寿命に関心がないのではと言われています。
- ジュニアグランプリシリーズで優勝するなど将来を嘱望されていたダリア・パネンコワは17歳で引退
- ソチ五輪で活躍したリプニツカヤも摂食障害に苦しむなどして19歳で引退
- 平昌オリンピックで金メダルを獲得したザギトワも17歳で活動休止
- 平昌オリンピックで銀メダルを獲得したエフゲニア・メドベージェワも、平昌五輪から約4年経った今、ロシアの強化選手から外れている。
日本で活躍した浅田真央さんは26歳で引退しました。
そこから言っても、十代半ばで引退というのは早すぎる気がします。
しかしエテリコーチの指導では、辛くて続けられないのと、ジュニアから出てくる選手の指導にまわり、もう指導してもらえないのかもしれませんね。
まとめ
エテリコーチの指導は厳しいと改めてわかりましたね。
厳しいからこそ結果も出るが、厳しいからこそ続けられない。
ジュニア世代の、まだ成長期がきていない選手でないと、やっぱり高難度のジャンプは飛べないのか、この壁を超えるような選手が現れてほしいと思いますね。
まだまだワリエワ選手のドーピング違反騒動で、エテリコーチも注目されそうです。
これからもエテリコーチに大注目です。